包茎手術の設計から麻酔、切開、縫合手術までの流れ

包茎手術の設計から麻酔、切開、縫合手術までの流れ

包茎には仮性包茎、真性包茎、カントン包茎があります。
どのタイプの包茎であっても包茎手術をして治療する場合であっても、
手術の細かい方法について知っておく必要があるでしょう。

 

手術に入る前にしておかなければならないのは、
包皮を切除した後の全体のイメージ像を描くことです。

 

陰茎には包皮小体がある側とない側に区別でき、
通常、それぞれの面で包皮切除後の外観が変わるように設計します。
切除線がキレイになるよう仕上がりについての検討を行うのです。

 

手術後の仕上がりの打ち合わせが終了したら
いよいよ手術に入ります。

 

まず麻酔についてです。

 

多くの包茎手術を専門とするクリニックでは、3段階の麻酔を行います。

 

最初のステップとして、表面麻酔と呼ばれる陰茎周りの包皮を麻痺させる麻酔をかけます。
噴霧スプレーを用いるので痛みはありません。

 

次に包皮全体に麻酔をかけるために浸潤麻酔を用います。
クリニックによっては冷却用ジェルを使って包皮の深部にまで
麻酔を到達させる方式を用いる場合があります。

 

そして最後のステップとして注射針を用いた局所麻酔を行います。
このステップでは陰茎を走る神経をブロックすることで、
陰茎全体を麻痺させるのです。

 

麻酔が陰茎全体にかかり、陰茎や包皮の感覚がなくなったところで
手術が開始されます。

 

包皮は最初の設計図にしたがって切開されていきますが、
包皮には血管や神経が走っているので迅速な止血が必要になります。
ここでは多くの場合、マイクロカット法と呼ばれる顕微鏡下で
包皮をカットする手法が使われます。

 

切除が終わった後は、最後の縫合作業に入ります。
医療用吸収糸を使い、丁寧に包皮を縫っていきます。

 

縫合が終わり、麻酔が切れれば包茎手術の完了です。